IT勉強会に勉強以外の目的で来る人への考え

まとめ

記事は長いのでまとめだけ読んでください

  • 懇親会は、本編と同じくらい価値があると考えています
  • 寿司おじさんは、会が作ってしまうこともあります
  • 私は飲食を目的とする参加者を場に居づらくすることで解決したい
  • いい会のため皆さんにも少し負担を強いるかもしれません。よろしくおねがいします

これを書くきっかけ

私は、Meguro.es という勉強会を運営しています。考えや立場を表しておく必要があると思いますので、考えをまとめています。 なお、勉強会という名前を使っていますが、数人の発表と飲食のある懇親会を行う会(ミートアップと呼ばれることが多いです)を指します。

寿司おじさんについて

寿司おじさんは "無料で開催される勉強会・ミートアップの懇親会で、他の参加者と懇親もせず、ビールを飲み、寿司やピザをひたすら食べる人" のことを指します。

私自身は、それに該当するであろう人を何度も見かけたことがあります。 複数のイベントでその方にお会いしたことがありますが、いつでも誰と話すわけではなくお寿司やピザを人一倍食べています。

わかりやすいネーミングから寿司おじさんとついていますが、"飲食を目的に来場している方" という表現が適切です。 私が見たことのあるそのおじさん以外にも、"飲食を目的に来場している方"は少なからずいると思います。

なんの犯罪行為にもあたらないとは思いますが、技術者間の交流を目的とした懇親会で飲食のみを行うことは、会の趣旨に反しますし、モラル、心遣いの問題だと思います。

懇親会は大切なのか

懇親会はどの程度大切なのか。 人によって意見は様々だと思いますが、私の意見を書きます。

発表と懇親会の2部制の勉強会の場合、どちらも同じくらい得るものが多いです。 場合によっては懇親会のほうが得るものが多いかもしれません。大切な場だと感じています。

発表者に分からなかったこと、疑問に思ったことを聞く機会です。 発表者は発表を指定した時間に収めるため、さまざまな前提や試行錯誤を削っていることが多いです。 直接お話を聞きに行くと泣く泣くカットした小ネタや、今後の展望、裏話など聞くことができます。

自分の感想やアイディア、分からなかった事を発表者に伝えることで、発表者としても新たなアプローチの発見や、次回の発表に向けての改善点など 多くの得るものがある場合があります。 さまざまな背景を持った人が話すことで、お互いが補うことがあるわけです。

他のフロントエンド技術者の近況を聞き、流行っている技術や市場感の情報を交換することができます。 もし、特定のライブラリやフレームワークの初心者であれば、既に利用している人に、使い所やハマり所を聞く機会になるかもしれません。

また、同じライブラリや書き方を推す同志を見つけることがあるかもしれません。自分のプロダクトの宣伝ができるかもしれません[1]

勉強会で提供される飲食物について

そもそも無料の勉強会やミートアップでなぜ寿司やピザが提供されているのか。2つのパターンあります。

1つ目は、企業からのスポンサーです。採用のためのレピュテーション向上、リテンション、提供サービスの認知、宣伝が多いのではないかと思います。 ミートアップや勉強会を行う技術者文化への社会的貢献の意味もあるかもしれません。

経費からお金が出る。ということは、(直接的じゃなくても)なんらかの効果を期待しているわけです。

2つ目は、懇親会費を徴収する場合があります。

有料であっても「1000円払っているんだからピザ[2]や寿司[3]ぐらい好きなだけ食べさせろ!」というのは間違いです。 元を取ろうなんて卑しいことを考えていないで、みんなで場を作っているんだという心のゆとりがほしいですね。

我々がおじさんを寿司おじさんにするのではないか

では、飲食を目的に来場している方は、はじめから飲食が目的なのだろうか。

必ずしもそうとは言えないと思います。

数年前、私が1人で勉強会に行ったときの話です。 その勉強会で懇親会が始まると、4,5人の輪ができました。私はそこに入って話を聞いていました。

この輪では、他のもくもく会(みんな参加していたらしい)の話、共通の知り合い(この場にいるわけではない。私は知らない方)の話、 シェアハウス?(その共通の知り合いが住んでいるらしい?わからない)の話で盛り上がっていました。

その会の主題とは全く異なる話だったのです。 ただただ、以前からの知り合い同士が仲良くしていました。

当時は、その輪にいるのが辛くなって隅で寿司を食べることしかできなかったです。 その姿は、まさに寿司おじさんだったであろう...

そもそも初対面で話すのは慣れていないとつらいよね

他の方に話しかけにいく勇気が出ない方も多いと思います。 話しかけられれば話せるけど、自分から話しかけられない。私がそうです。 運営の皮をかぶらなければ、なかなか話にいけません。

しかし、きっと何かのサポートがあれば、話し始められるのではないかと思っています。 そんな工夫をすることも運営の役目なのではないかと思っています。

Meguro.es でも寿司おじさんを生み出してしまっているのでは

Meguro.es でもそんな事が起きているのではないかと不安になります。 何度も登壇していただける方も多く、既に知り合いも多い。ありがたいことです。

しかし、内輪になってしまって、知り合い同士で参加している方も多いです。

運営としては、できるだけどんな方でも入りやすい環境を作ることは必要なのではないかと思っています。

どんな方でも懇親会で話せるようにする施策はなにがあるか

アイディアはいくつかあるんですが。参加者の協力と手間が必要ですし、会の趣旨が変わってきてしまいそうなので、面倒とのバランスだとは思っています。

  • パックマンルールなどを事前に共有しておく
  • 「初参加」「Vue派」などのタグを付けてもらう
  • シャッフルタイムを設けて途中から入りやすくする
  • ワールドカフェ風の懇親会にする
  • なんらかのレクリエーション(ゲーム)を行う

などなど。(負担の低い順から書いています) どんな方法も、勉強会参加者の協力が必要です。それを含めてコミュニティーだと思っているのでご協力をお願いするかもしれません。

いい方法があれば教えてください。

現在行っていることとしては、運営メンバーが初参加の人に積極的に話に行っています。 できれば他の参加者と話せるように、複数人の輪を作れるように心がけています。(が、私にその実力はありません...むずかしい)

飲食目当てを判定すれば居心地が悪くなるのでは

飲食目当てを排除するために、判定を行えば、会として居心地が悪くなるのではないかと思います。

「ただ酒うまいー」や「腹減ってたんでいっぱい食べれます」 これらの発言はよく聞くことがあります。この発言だけ切り取れば、捉え方によっては飲食目当てなのかもしれません。

これらの発言に好みはあるかもしれませんが、このような発言をしないように気を使う会はどうなのかと思います。

「この場を提供してくださる株式会社XXXXさんに感謝ですね。お酒美味しくいただきます」とか、「このテーブル8人で全部で50貫なんで、6貫いただきますね。」 というやり取りをばかりの懇親会は楽しいのか?技術交流ができるのか?そのような事を考えて交流をしないといけないのか?

数人のモラルのない人のために、大勢が不利益を被るのは好ましくないと思います。[4]

しかし単に飲食が目当ての来場者にはお帰りいただく環境をつくります

本題です。飲食目当ての方はMeguro.es としてはお帰りいただく環境をつくります。 会の継続のためには運営コストをかけてでも行います。

そのためにMeguro.esでは、不本意に寿司おじさんになってしまう方が現れないように精一杯努力いたします。 参加者の皆様もご協力をいただけたらと思います。

現時点では、コミュニティーのガイドラインなどは作っていませんので、公式のものではありませんが 「フロントエンド関連技術の向上・知見の共有・情報の交換・技術情報を通じた交流」を主目的にしたいと思っています。

今までと運営方針が変わることはありませんが、この事をここで明文化いたしました。

なお、過去17回に遡ってみると、該当するのは2例です。ほとんどの方には関係ありません。ご安心ください。

その他省略したコンテンツ

他にも言いたいことはありますが、居づらい環境にすることは変わりません。 長くなったので、記載だけしておきます。

ハラスメントについて

他にも(関連技術に関するつながりではなく、私的なつながり、ハラスメントになりうる方の)出会いを求める方について。

キャンセルについて

connpassでは先着順のイベントの場合、キャンセルのリスクが少ないため、当日キャンセル、連絡のない不参加が多く困っています。 ブラックリスト運用は現時点ではしていませんが、発注数の差が出て食べ物が足りなくなったり、余ってしまったりという問題が生じています。

こちらも、何度も行うことはおやめください。[5]


  1. Meguro.esではスポンサーの利益を守るため、また技術共有を会の趣旨とするため、過度な宣伝行為は禁止しています。 ↩︎

  2. ピザ 1,000円 であれば、缶ビール2本と、ピザ2切れである。(缶ビール カクヤス価格 211円) (ドミノピザ クワトロ・2ハッピー Lサイズ(12カット) 3,456円) ピザはクーポンなどが使えることもあるのでもう少し食べられる可能性はある。しかしここにはウェットティッシュや紙コップ、ゴミ袋の費用は含まれていない。もう少しリーズナブルなピザもありますので場合によっては3切れでも問題ないかもしれませんね。 ↩︎

  3. 寿司 1,000円 であれば、缶ビール2本と、寿司は4貫または5貫である。(缶ビール カクヤス価格 211円) (銀のさら(東日本地域) 加賀5人前(50貫) 6,458円) こちらにもウェットティッシュや紙コップ、ゴミ袋の費用は含まれていない。加賀よりリーズナブルなものがあるが、エビマヨやかっぱ巻がありあまり懇親会につかわれるイメージはないです。 ↩︎

  4. 世の中は数人のモラルのない人のために、大勢が不利益を被るものなのかもしれませんね。 ↩︎

  5. 学業・業務・家庭・体調など致し方ない理由がある場合もあります。理解していますので1,2回でどうこう言うつもりはありません ↩︎